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子供の歯のケガ(歯が欠けた、折れた、抜けた)の対処・処置について

2019.04.20(土)

こんにちは。川﨑歯科クリニック川﨑です。

今回は、子供の怪我についてお話させていただきます。

こんな時に多い!歯の怪我が増える時期と原因

行動が活発になってくると、歯が欠けたり、折れたりするような怪我をすることもあります。1~3歳頃はつたい歩きや一人歩きができるようになりますが、まだ歩行が不安定で、転びやすく乳歯の怪我が増えやすい時期です。
小学校に通う時期になると、行動がより活発になり、遊具や高い場所からの転倒、友達とのふざけ合いによる事故などが増え、それが永久歯の怪我につながりやすくなります。焦らず、適切な対処が必要です。

子供が歯を怪我してしまった時の対処・治療方法について

歯が欠けた・折れた場合
歯を破折した場合は、それが歯の神経にまで及んでいるかどうかで、処置が変わってきます。
少し欠けただけで、神経に影響がない場合は、欠けた歯を接着したり、歯と同じ色の材料で治したりすることが出来ます。一方、歯が大きく折れてしまい、折れた面にピンク色の神経が見えていたり、出血したりしている場合は、歯髄の一部を取り除いて薬剤を貼付してから、歯の形を修復します。この場合、治療が早ければ早いほど成功率が高くなるので、できるだけ早く歯科医を受診することが大切です

また、破折した歯の破片は、修復でもとに戻せる場合もあるので、見つけた場合は、持参しましょう。持参する際は、乾燥しないように、コンタクトレンズの保存液牛乳(アレルギーがある場合は×)生理食塩水唾液などに浸して持っていきましょう。

歯がグラグラしている場合
歯がグラついたり、位置がズレたりすることを、歯の「脱臼」、歯茎の中にめり込んだ状態を「埋入」と言います。乳歯の生え変わりの時期で乳歯の根が溶け、もともとグラついている状態であれば、ほとんどの場合は処置の必要性はありません。しかし、生え変わりまでに時間がかかる乳歯や永久歯の場合は、処置が必要です。脱臼した歯をそのままの状態にして、できるだけ早く歯科医を受診しましょう。

歯が抜けてしまった場合
歯を強打すると、歯が完全に抜けてしまうことがありますが、抜けた歯の状況や治療開始までの時間によっては、元に戻せる(再植できる)可能性があります。再植するうえで重要なのは、「歯根膜」が生きているうちに、短時間で処置をすることです。歯根膜は、歯の根のまわりについている薄い膜で、抜けた歯と骨をつなぐ役割を果たします。
抜けた歯の根を清潔に保ち、乾燥させないように、コンタクトレンズの保存液牛乳(アレルギーのある場合×)生理食塩水唾液などに浸した状態にして、早急に歯科医に持参しましょう。

この時、気を付けていただきたいのが、歯に付着した汚れや血液がきになっても、水道水では洗い流さないようにしてください!水道水に含まれる塩素によって、歯根膜がダメージを受ける場合があります。

 

慌てずに、見てもらえる近くの歯医者さんに連絡してみてもらえるかどうか、指示を仰ぎましょう。

何か気になることがあれば、ご連絡ください

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