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歯科と骨粗鬆症との関わり
2018.12.03(月)
こんにちは。川﨑歯科クリニックの川﨑です。
今回は歯科と骨粗鬆症の関係についてお話しします。
ここ数年よく言われているのでご存知の方もおられるかもしれませんが、
骨粗鬆症と歯科治療の間には密接な関係があります。
骨粗鬆症とは簡単にいうとご存知の通り骨が脆くなってしまう病気です。
その骨を脆くしないようにするために用いられるのが骨吸収抑制薬です。
骨粗鬆症が進むと骨折しやすくなるのですが、この薬はよく効くため骨折のリスクがかなり減るようです。
しかし、それが歯科と絡むと問題が出ることがあるのです。
歯を抜かなくてはいけなくなった時、抜いた後はお口の中の細菌にさらされていることになります。
骨吸収抑制薬を飲んでる方は感染を取り除けず、壊死してしまう可能性があります。
壊死してしまうと、吸収されないと壊死した部分が取れてくるまで治らないという事態に陥ります。
ここで一番大事なのは、抜かざるを得ない状況にならないように日々ケアし、チェックを受けること。
そして、もし骨吸収抑制薬を飲んだり、注射したりしなければいけないならその前に歯科治療を
受けておくことが大事になってきます。
受診時の際は、骨粗鬆症の治療を受けていたり、がんなどの治療で骨吸収抑制薬を投与されている場合は
必ず事前にお知らせください。